2017年度金沢医科大学の推薦入試が11/12(土)に実施されます。
金沢医科大学推薦入試
金沢医科大学の推薦入試は、一般公募枠は定員20名、指定校・指定地域枠は5名で実施されます。
■2016年度の結果を見ると、志願者はそれぞれ136名と4名で、総合格者は21名と1名、実質合格倍率は6.5倍と4.0倍です。
一般入試の実質合格倍率は33.8倍なので、推薦入試の倍率はかなり低いことがわかります。
■指定校・指定地域枠は、現役・1浪で、石川県の全日制高等学校で普通科または理数科を有する学校(高等専門学校を含む)、または富山県氷見市在住などの制限があります。
■出願する際に必要な評定平均
一般公募枠:3.8以上
指定校・指定地域枠:4.0以上
■試験科目(公募枠と指定校・地域枠は同じ問題です)
基礎学力テスト、小論文、グループ面接
基礎学力テストは、英語、数学(ⅠA)、理科(基礎科目)2科目選択、文章理解能力・一般常識の問題です。
基礎学力テストはどんな問題か?
科目ごとに分けて試験が実施されるのではなく、全科目いっしょに解答します。試験時間は100分です。よって解答するさいの時間配分には、十分気を付けなければなりません。
数学や理科は、基礎~標準レベルの問題が出題されます。数学は2016年度も2015年度も数ⅠAの範囲から出題されています。年度により、また科目により多少、難易度が変わることもあり標準レベルまでの練習を十分に積んでおくことが大切です。
文章理解能力・一般常識の問題は、漢字や4字熟語やことわざ、一般常識が出題されます。
面接試験は何を注意すれば良いのか?
金沢医科大学は一般的な面接試験とは違って、特徴のある形式で実施しています。
2016年度の面接試験は、メディカルラボの生徒達の話をまとめると次の通りです。
①集団討論(面接官2人、受験者4人)
②別室で9分間、資料を読んで、必要なことはメモに取って、その後、メモを持って面接会場に行く。
③1~2分で、各自自分の意見を言ってから討論となる。
④討論は約10分。討論の間、面接官は何も言わない。
⑤現役生と浪人生とを分けた集団で、面接試験が行われる。
⑥会場にはビデオカメラが設置されていて、別室にいる面接官もモニターを見ながら採点をする。
2016年度は課題文(資料)は「プラシーボ効果」に関する文章でした。
グループ面接試験はここがポイント!
別室で資料を読んでいる時から試験が始まっています。この段階で、ある程度はどのような発言をするか考えをまとめておく方が良いと思います。
試験会場で、各自自分の意見を述べる時は、面接官と他の受験者に自分の考えを分りやすく伝えなければなりません。また、他の人が話している時は、相槌を打つなどして相手の話をきちんと聞く姿勢も見せなければなりません。
集団討論では、受験者同士のコミュニケーション力を面接官から採点されます。集団討論というよりも、自分の意見を出し合うといった感じだったと答えてくれた受験生もいました。たとえ自分と反対意見を述べる人がいたとして、真向から対峙すると場の雰囲気が壊れるため注意が必要です。
面接試験を受けた受験生は、集団討論の時間があっという間に過ぎたと話しています。この試験時間の中で、数回は発言をしなければ、面接官の採点の対象にはなりません。そう言った意味でも、別室での9分間はとても大切だと思います。
小論文試験は?
「小動物と菌類」に関する文章を読んで、試験時間60分間で300字に要約をする問題です。文章も平易で、試験時間内に余裕をもって書けたようです。300字という短い字数の要約なので、解答時間を考えても、一度、下書きをしてから清書をすることをお薦めします。
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