2017年度岩手医科大学の推薦入試が11/12(土)に実施されます。
岩手医科大学推薦入試の面接試験・適性検査
■岩手医科大学の推薦入試は、一般推薦枠は定員20名、地域特別枠は15名で実施されます。
■2016年度の結果を見ると、志願者はそれぞれ95名と40名で、実質合格倍率は4.8倍と2.7倍です。一般入試の実質合格倍率が13.3倍なので、推薦入試の倍率はかなり低いことがわかります。
■一般推薦枠も地域特別推薦枠も、現役生か1浪までが出願できます。
■調査書の全体の評定平均値が、一般枠は4.0以上、地域枠は4.3以上必要です。
■地域特別枠は、岩手県内の高校を卒業した人などの制限があります。
適性検査が廃止される?
これまで、試験科目として『内田クレペリンテスト』を実施していましたが、2017年度入試より廃止されました。推薦入試だけでなく、一般入試でも廃止です。これは、受験生にとっては精神的な負担が減ります。
以下は、2015年度に岩手医科大学を受験したメディカルラボの生徒が提出してくれた「受験レポート」を抜粋しています。
学科試験は何に注意すれば良いのか
英語(100点満点・40分)、数学(100点満点・40分)、理科2科目(各75点満点・60分)の3教科4科目が試験科目です。
数学は、数Ⅰ数Ⅱ数Aが出題範囲となり数Bも数Ⅲも範囲外となりますが、理科は2科目選択で、例えば物理を選択したら「物理基礎・物理」となり、専門科目まで試験の範囲となります。つまり、試験日の11/12(土)までに、理科は教科書を一通り学習しておかなければなりません。
推薦入試だからと言って、決して易しい問題が出題されているわけではないため、英語も数学も理科も、岩手医科大学一般入試の過去問で対策を行った生徒が多かったようです。(数学は出題範囲が違うので注意が必要です)
面接試験は何に注意すれば良いのか?
面接試験は個人面接で実施されます。2016年度に関してメディカルラボで受験した生徒達の話をまとめると、次の通りです。
面接官は2名で、同時間帯に別の部屋で複数の面接試験が同時並行で実施されています。試験時間は約15分です。7~9つの質問をされているようです。
面接試験の前に十数名が呼ばれて、自己評価アンケートを記入するようです。内容は「負けず嫌いか?」や「くよくよする性格か?」などで、○△×で回答をします。個人面接は、このアンケートや調査書の内容を中心に進められます。
主な質問内容:
●2~3分で自己PR
●将来なりたい医師像
●なぜ岩手医科大なのか
●医師にとって大切なもの・必要なもの
●最近、気になるニュースは
●臓器移植と脳死について
●日本文化は特に何に興味があるか
●高校で特に頑張ったこと
など
ご覧いただけたらわかるように、一般的なことが多く質問されています。圧迫面接の可能性は低いようなので、リラックスして自分の良さを素直に面接官に伝えることが大切だと思います。
注意すべき点としては、東北地方以外から受験している場合には、「なぜ岩手医科大学を受験したか?」「地域医療について」また「卒業後はどのようにするか?」などを質問されることがあるかもしれません。どのように答えるかは、事前に考えておいた方が良いかと思います。
小論文試験はどのような問題が出題されたか?
2016年度は、村上春樹著のエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んで、「あなたが勉強以外で今までに続けてきたことと、あなたの理想の医師像とを結び付けて書きなさい」という問題でした。エッセイは、村上春樹さんが、これまで走ることを継続したことで、小説を書く際に役に立ったことが書いてあったようです。
比較的、書きやすい内容だったと思います。試験時間50分で600字の小論文を作成しなければなりません。
後期生(高卒生・高3対象)、2学期生(高2生・高1生対象)の生徒募集中!
生徒ひとり一人の志望校や学力の状況に応じて、個別カリキュラムに沿って1:1の授業で効率よく授業を受講できます。詳しくはココをご覧ください。