2019年度の筑波大学医学部の入試に変更点があります。志願者の動向に影響を与えそうです。
筑波大学の入試変更点はここを注意!
■募集定員の変更
2018年度
前期:82名(全国地域枠10名・茨城県内地域枠9名含)
茨城県内地域枠推薦:17名
国際バカロレア・海外教育プログラム:若干名
2019年度
前期:72名(全国地域枠10名・茨城県内地域枠4名含)
茨城県内地域枠推薦:22名
国際バカロレア・海外教育プログラム:5名
■2段階選抜(第一段階選抜基準の変更)
2018年度
前期:約5倍
2019年度
前期:約2.5倍
但し、「地域枠」については2段階選抜は実施しない。
■2次試験科目と配点の変更
2018年度
前期:英語・数学・理科(2)・面接
※「面接」の配点200点。
2019年度
前期:英語・数学・理科(2)・適性試験
※「適性試験」の配点500点。
ここがポイント!
一般前期の定員が10名減となりますが、これは確実に若干の難化につながります。
筑波大学は、茨城県だけでなくて、全国から志望者を集めます。
また、第一段階選抜基準が2.5倍に変更となります。定員が72名に変更されたので、前期試験を受験できる人数は180名(72名×2.5倍)です。2018年度の志願者数は319名でしたから、もし2019年度も同じ志願者数と仮定すると139名が不合格となります。
センター試験は、確実に得点率85%以上は取りたいものです。
前期2次試験は、「面接試験」が「適性試験(1)(2)」に変更となります。
「面接試験」が、全くなくなるというわけではありません。
筑波大学の選抜要項には
「適性試験(1)[筆記試験により、適応力や学習意欲、人間性などを評価する。]」
「適性試験(2)[個別面接により、医学を志向する動機、修学の継続力、適性、感性、社会的適応力など総合的な人間性について評価する。」
と記載されています。また「面接試験」の配点が200点は、「適性試験」と変わることで500点になります。つまり、「面接試験」はより一層、重要視されるということです。
「国際バカロレア・海外教育プログラム入試」の定員が若干名から5名となります。東北大学と同様に、これは現高1生から開始される新入試制度を意識した流れだと思います。
詳しくは、大学のホームページや募集要項でご確認ください。