2019年度東京大学理科三類の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
東京大学の入試変更点はここに注意!
◆一般前期日程の第一段階選抜基準の変更
2018年度
約4倍
2019年度
約3.5倍
ここがポイント!
第一段階選抜基準が、約4倍から約3.5倍へと変更されます。
簡単に説明をすると、センター試験後に東京大学理科三類に願書を出願した受験生のうち、実際に2次試験を受験できる人数を決めるのが第一段階選抜基準となります。
東大の一般日程(前期)の定員97名です。この定員にこの倍率を掛け算した人数しか2次試験を受験することができません。つまりセンター試験結果の上位者から一定数を、2次試験の受験を許可するというわけです。
2018年度:97名×約4倍=約388名
2019年度:97名×約3.5倍=約340名
上記を見ると、2019年度は2018年度よりも、約50名ほど2次試験を受験できなくなります。
2018年度の東京大学理科三類の志願者数は450名でしたから、2019年度も同じ志願者と仮定すると、約110名は2次試験を受験することなく不合格となります。
国公立大学の医学部は、多くの大学で第一段階選抜を実施しています。2次試験の解答形式は「記述・論述」方式で、面接試験も実施されるために、採点に多大な時間と労力を必要とします。無制限に志願者を2次試験に受け入れると、採点に支障がでることからセンター試験の結果で、2次試験の受験者を制限するというわけです。
詳しくは、大学のホームページでご確認ください。