最難関の医学部入試。現役合格を成し遂げるためには、どのような勉強をしたらよいのでしょうか。
「その①」では、医学部の現役合格率について、「その②」では、高1・2生は何を意識して勉強をすればよいのかについて、「その③」では、高3生の志望校決定についてお伝えしました。
今回「その④」では、受験生となる高3生からの勉強法についてお伝えします。
受験生となる高3生、現役合格のための学習計画!
高3生からは受験を意識して、効率よく勉強をしなければなりません。そのためにこれからの1年間、どのように学習計画を立てて勉強するかがポイントとなります。
下の表は、このように勉強をすれば現役合格の可能性が高くなるモデルパターンです。
それではこの表の内容を、少しだけご説明します。(高1生・高2生については、「その②」をご覧ください。)
高3生は何を意識して勉強をすればよいのか?
高3生は、高校の授業と並行して、自分で受験を意識した勉強を行わなければなりません。その際には、「4月~8月」と「9月~直前期」の2つの時期に分けて年間の学習計画を立ててください。
高3生の学習状況を見ていると、秋以降に受験勉強をする時間が足りなくて、非常に焦っている人を多く見かけます。特に高校の授業の進度が遅くて、例えば、数学Ⅲは12月になっても「積分の応用」が終わっていないなど不安を抱えている人も多いようです。
その点、中高一貫校の場合は、高校進度については問題はないことが多いようです。これが医学部への合格者数が多い高校には、中高一貫校の高校が多い理由の1つです。
英語は入試問題でメインとなる長文問題で要求される速読を、8月末までには学習しなければなりません。
数学は入試問題で必ず出題される数学Ⅲ分野を、8月末までに一通り学習しておくと、9月から入試に直結する実践演習がスムーズに進みます。
いずれにしても英語・数学・理科は、8月末頃までには一通り全範囲を学習し、9月以降は志望大学の過去問や応用レベルの問題演習を行いながら、その過程で苦手分野や不安がある分野は、もう一度、基礎に立ち返り確認をしなければなりません。
これらを考慮して1年間の学習計画を立てて、現役合格をめざしましょう。学習計画を立案する際に、分からない点があれば、メディカルラボの最寄の校舎へお問い合わせください。