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滋賀医科大学医学部3年生 N.Aさん
1浪で一般合格
今回お話を伺ったのは、1浪の末に滋賀医科大学の医学部に合格されたN.Aさん。父親の影響で幼少期から医学書に触れていたNさんが、憧れの大学に合格できた1番の要因は「息抜きをうまく活用したから」とのこと。ストレスが溜まりがちなNさんがどのように息抜きをして、浪人の1年間を駆け抜けたのかお話を聞いてきました!
最初に、医師を目指したきっかけを教えてください。
父親が医師なので、家に医学書がたくさんあり、幼少期から見るのがとても好きでした。もちろん意味は理解できていないんですけど(笑)。あらゆる病気や人体図が載っていて、読むのがとても楽しかったんです。そこから父の働く姿を見て、どんどん医師になりたい気持ちが育っていきました。
途中ダンサーになりたい時期もあって、中学に上がるタイミングで塾に入るかダンススクールに入るか選ぶタイミングがあって、私は前者を選びました。後者を選んでいたら私は今ここにはおらず、ダンサーを目指していたと思います(笑)。
珍しい2択ですね(笑)。医学部を見据えた勉強を本格的に始めたのはいつでしたか?
中学から塾には通っていたので、勉強はコンスタントに続けていました。受験勉強となると、高校3年生からですかね。私が通っていた高校は進学校で、クラス40人中30人が医学部を目指すような場所だったんです。当時の私の偏差値は60弱で、第一志望の滋賀医科大学はD判定。なんとなく現役合格は無理かなと思っていました。一方、周りはとても優秀で、現役合格をする人もいたので取り残された感覚を持ってしまい、とても悔しい思いをしたのを覚えています。
浪人ではどの予備校に入ったんですか?
駿台予備校ですね。個別に行く選択肢もあったんですが、友達がたくさんできてワイワイ勉強できる大手予備校のほうが私に合っていると思いましたし、結局成績もずっと落ちることなく最後まで順調に伸びたので、選んで正解だったと思います。
浪人ではどのような勉強をしていましたか?
浪人の前期、夏まではとにかく基礎の反復ですね。現役の時は、「難しい問題ばかりを解いていたら合格できる」と思っていてのですが、結果が伴わなかったんです…。この反省を活かし、基礎固めに注力することにしました。自分のレベルに合った勉強をすべきと思い、駿台のテキストを最初から何回も解いていましたね。
合格できた1番の要因は何だと思いますか?
息抜きをうまく活用していた気がします。勉強している時は集中していたんですけど、どうしても疲れた時ややる気が出ない日は、「1日くらいいいか!」と考えて、勉強せずストレスを解放するようにしていました。両親もよく「疲れたなら予備校休めば?」といろんなところに遊びに連れていってくれました。
家ではどうしてもダラダラしてしまうので、勉強しないようにしていました。やる時はやって、やらない時はやらない。そういった切り替えが大事だと思います。基本私は勉強が嫌いなので、予備校も21時までやったらサッと切り上げて、友達とワイワイ話しながら帰るようにしていました。
メリハリをつけられたおかげで、1年間思い詰まることなく、やり遂げることができたんだと思います。
最後に受験生へのメッセージをお願いします。
医学部って「すごいところ」というイメージを持たれることが多いと思います。私も受験期はそうでした。でも入ってみたら、全然大したことないです。天才ばかり集まっていると思われますが、普通の人が多いです。受かり方も様々あります。センター試験が9割5分で受かる人もいれば、7割台から受かる人もいる。特別な人間だけが合格する場所ではないんです。なので、そんなに重く捉えないでください。ましてやナーバスになんてならなくていいです。気楽に頑張ってください!