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今回は、推薦入試で見事、医学部現役合格を勝ち取ったJ.Hさんに話を伺いました。高校生活はどのように過ごし、勉強していたのでしょうか。実体験に基づいた受験生活の過ごし方を、お話ししていただきました!
2年生までは基礎学力の向上にフォーカス、部活にも熱心に
親が医者だったこともあり、高校に入学した時点で医学部受験を決めていました。ですので、1年生のときから、学校の授業は真面目に取り組んでいました。
その頃から勉強場所は、予備校の自習室を使っていました。家だと、なかなか集中できないタイプだったんです。高校1年生と2年生のときは、医学部に特化した受験勉強、対策は特にせず、とにかく英数国の基礎学力を伸ばすことにフォーカスしていました。学校の参考書をしっかり解いて、穴がないように満遍なく基礎学力の向上に取り組んでいたのです。学校の試験前はその期間の復習をしっかり行い臨んでいました。その頑張りがあってか、学校の試験の成績はトップクラスを維持できていました。
当時は部活もしていたので、勉強時間は1日平均で3~4時間くらいでした。大会にも出たり、練習も欠かさず行くなど、部活にも手を抜かず取り組んだのはいい思い出です。テニスの時間はいい気分転換になりましたし、今思えば両立していたことで、勉強にもいいモチベーションで取り組めたのかな、と思います。
数学だけは先回り、参考書はチャート式一本に絞る
基本的には学校の授業の進捗に合わせていましたが、数学だけは先回りを意識して勉強していました。2年生が終わる頃には3年生の終わりまでの範囲を一通り終わらせたんです。参考書はチャート式だけで、余計なものは使っていません。とにかく先回り先回りで、どんどん問題を解き進めていきました。
私の場合は、このように参考書を絞って取り組む方法が合っていました。いろいろな参考書に手を出して、どれも中途半端にしか進めないよりは、チャートに代表されるベーシックな参考書を、しっかり解けるように取り組むことが基礎学力の向上には大事だと思います。
3年生になってからは過去問に挑戦
過去問は3年生になってから対策を始めました。第一志望の大学の過去問はギリギリまで取っておき、同じレベルの医学部の過去問を中心に繰り返し解いていました。センター試験は11月から対策を始め、過去問と市販の予想問題を解いていましたね。センターの理科と社会に関しては、特別な対策はしておらず、学校での勉強のみで最後まで進みました。二次試験対策も、予備校の医学部受験の対策講座は、自分が受けてみたいと思ったもののみ受講し、基本は自習のスタイルを継続していました。
高校3年生の夏で部活が終わってからは、学校後はずっと勉強だったので、最初は息が詰まりそうでしたね(笑)。でもずっと1年生のときから続けてきた、勉強リズムのおかげで乗り切れました。早い段階で、医学部受験を決め、リズムを作ってきて良かったです。
推薦入試で合格!くよくよ悩まず、コツコツ続けることが大事
秋に学校の選抜に選ばれ、推薦入試を受けることになりました。今考えると、学校の授業を3年間真面目に受け、試験も好成績を続けてきたことが選ばれた理由の一つだったと思います。推薦入試の対策に集中し、結果的に無事、現役合格を勝ち取ることができて本当に良かったです。
受験期は、人生がかかっているということもあり、不安に感じることももちろん出てきますが、あまり深く考えても仕方ないです。僕の場合も、実は最後まで模試でA判定は出ませんでした。だからと言って、くよくよ悩んでいる時間ももったいない。コツコツと受験勉強を続け、まずは基礎学力を積み重ねることが大切です。推薦入試は医学部を狙ううえでは、とても有効ですので、学校の授業、テストもおろそかにせず真面目に取り組むのも大切だと思います!
東海圏エリア国公立大学4年生 J.Hさん 現役時、推薦入試で合格