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医学部試験本番のキーワードは「リラックス」―自分の力を出し切るための秘訣

作成者: 医学部受験ラボ|2020年01月07日

試験前日の過ごし方 / 試験当日 / リラックス / 試験後の過ごし方 / メンタル面 / シミュレーション / 準備

いよいよ始まる医学部試験。連日の試験が続く受験生も多いなか、試験期間中はどのように過ごせばいいのでしょうか。当日の朝や前日の過ごし方、心構えなど、いつも通りの力を発揮するための秘訣を紹介します!

試験前日は無理をせず

ほとんどの試験は朝早くから始まります。前日夜は絶対に徹夜はせずに、早い時間に寝て当日に備えましょう。前日に急に学力が上がることはありません。無理して勉強をするのではなく、リラックスに努めてください。どうしても不安だという場合は、苦手分野の最終チェックをする程度にしておくといいでしょう。

試験の朝は何も見ないほうがいい

当日は早い時間に起き、試験開始の時点で脳が起きている状態にしておきます。試験が始まる前は、不安な気持ちがあるのは理解できますが、なるべく何も見ないようにしましょう。休み時間も含めてです。見てしまうと色々なことが気になり始めてしまい、余計に緊張感を高めてしまいます。それまで必死で勉強してきた自分を信じて、できるだけ平常心で臨めるようにしましょう。

また、試験本番である科目がうまくいかなかった時は、休み時間のうちに忘れるようにしましょう。逆にうまくいった場合でも、終わるごとに忘れるようにして、次の科目に備えましょう。

複数日にわたって試験が続く場合、1日が終わってもまた次の日に試験があるので、さきほど述べた前日の過ごし方を実践してください。本番で本来の力を出せるように、リラックスを常に意識するようにしましょう。

試験後の自己採点は必ず行いましょう

医学部受験は、試験期間が複数あります。2日間試験があって、2日空いて、また3日間の試験があるといったハードスケジュールが当たり前。そんな大変な状況ではありますが、試験後は必ず答え合わせをしましょう。問題用紙が回収される大学もありますが、そうじゃない場合必ず持ち帰って、自己採点をしてください。そして間違った箇所、わからない箇所があれば、学校や予備校の先生に解法を聞くといいです。

改めて新しい知識を入れるというよりは、抜け漏れの確認をしましょう。また、試験と試験の間もなるべく授業や自習を入れて、勉強の時間を取りましょう。約1ヶ月半の試験期間、特に化学などの暗記項目は知識が抜けやすいです。精神的にしんどく、休みたい時期ではありますが、気を抜くことなく最後まで勉強をやり遂げましょう。

メンタル面でのポイント

どれだけ勉強をして、どれだけ学力が上がったとしても、本番は必ず緊張はします。アスリートも本番まですごく練習するけど、当日の体調やメンタル次第で結果が変わったりするそうです。緊張を全くしないというのは無理なので、なるべく当日の緊張を最小化させるために、数多くの模試やテストを受け、本番の環境に慣れておきましょう。テストと名がつくものは全て、自分の学力の測定機会でありながらも、当日の雰囲気のシミュレーションを行う機会でもあります。緊張感を持って臨むようにしましょう。

合格ラインに近いほど緊張する受験生が多いと言われています。合格が遠い人、すでに合格を諦めている人はさほど緊張しません。裏を返せば、緊張するということは、合格ラインの近くにいるということ。ですので、自信を持って試験に挑みましょう。

試験当日の失敗例

遠方の大学を受験するときの注意点ですが、必ず前日のお昼には現地に着いておくようにしてください。遠方の大学を受ける際、移動中に新幹線が止まる事態に見舞われ、現地に着いたのが試験前日の深夜だった…という事例もあります。事故やトラブルが起こることを見越して、必ず余裕を持って現地入りをしましょう。

そして、試験は途中で諦めることは絶対にしないこと。なかには試験中に諦めて、そのまま寝てしまったという受験生もいます。一見難しく、全く解けそうにない問題でも、粘るうちに解法が見えてきたり、記述式だと部分点がもらえることもあります。諦めずに粘ることで少しでも合格可能性を上げてください。一度心が折れてしまうと、消極的なままズルズル悪い流れを続けてしまいます。あくまでポジティブに、諦めることなく臨みましょう。

また、普段から自分に甘い人は、受験にも失敗してしまうことが多いです。当日の諦めは、自分への甘さからきます。当日だけ自分に厳しくすることはできませんので、普段の生活でもメンタルを鍛えるよう意識してください。