医学部合格ストーリー | 医学部受験ラボ

医学部受験生におすすめしたい、オープンキャンパス活用法!

作成者: 医学部受験ラボ|2019年08月01日

オープンキャンパス / モチベーション / 先輩との交流 / 大学の勉強 / 大学の雰囲気 / 授業の様子 / 進路 / 部活・サークル

医学部を目指すみなさん、オープンキャンパスに行く予定はありますか? 実は、オープンキャンパスは大学選びやその後の勉強のモチベーションを高めるためにも、とても重要なイベントなのです! 貴重な時間をムダにしない、オープンキャンパスの活用法をご紹介します。

メリットは「学生と会える」「面接に役立つ」

オープンキャンパスに行く最大のメリットは、実際にその大学の医学部に通う学生と会えることです。自分が目指す大学に通う学生を見ることで、入学したときのイメージが湧き、よりモチベーションが高まるでしょう。また、校舎の外観、内観、隣接されている大学病院などを見ることでも、大学生活を想像でき、やる気を高めることができます。こうした雰囲気は、パンフレットや公式サイトなどから感じることは難しく、大学内に入れるオープンキャンパスだからこそ得られるメリットだと言えます。

また、実際に大学へ足を運び、志望意欲を高めておくと、入試試験の面接の場で志望動機を聞かれた際に、自然と答えやすくなるメリットも。案外見落としがちな視点ですが、入試合格に影響を与えるポイントでもあるため、志望度の高い大学のオープンキャンパスには、できる限り参加した方がいいでしょう。

親子で行った場合は、コミュニケーションのきっかけにもなり、「本当に医学部を目指すんだ」と家族全体の機運も高まります。学費や卒業後の進路など、親の視点で気になることも聞けるため、親子での参加も多いようです。

聞いておきたい、見ておきたいポイント

オープンキャンパスに行った際、ぼーっと見て回るだけでは、せっかくの時間をムダにしてしまいます。以下のポイントをおさえて、効果的なオープンキャンパスとしましょう。

学生には人間関係や勉強量などを聞く

大学によっては、学生と話す機会を設けているところもあります。その際、先輩、後輩の人間関係はどんな様子か聞いてみましょう。医学部は、他学部との交流が少ない傾向にあり、医学部内でのコミュニティが大学生活の中心になります。先輩後輩の交流、サークルや部活など、学生にしかわからないポイントを聞いておくとよいでしょう。

テストの量や普段の勉強、授業のスタイルもぜひ聞いておきたいポイント。大学によっては「生徒の自主性にまかせテストや宿題が少ない」「テスト量を多くして学校主導で教える」などそれぞれのスタイルがあります。この辺りの情報は、なかなかパンフレットだけではわからないものです。また、進級の割合も参考になるので、あわせて聞いてみてください。

自分に合わない大学に入学してしまうと、大学生活を楽しく過ごせなかったり、効果的な勉強ができなかったりする可能性もあるので、遠慮せずに気になることは聞いてみましょう!

進路や国家試験合格率にも注目

大学側からの説明会などでは、「卒業生の進路先」「国家試験合格率」「アピールポイント」は特に注意して聞いておきましょう。

卒業生の進路先

医学部卒業後の進路は、まだ考えるには早いかもしれませんが、大学によって強い専門領域が異なるため、すでに進路について考えがある場合はおさえておきたいポイント。また、研究費の使われ方なども異なるので、早い段階から特定の目的を持って医学部を目指している人は、自分の目指す進路に合っているかどうか聞いてみてください。

国家試験合格率

国家試験合格率は、その医学部での勉強が効果的なのかどうかを知る指針となります。せっかく医学部に入ったのに、国家試験に受からない…ということにならないように、しっかりと聞いておきましょう。

アピールポイント

大学ごとのアピールポイントは面接の場で使えるネタになるので、しっかりメモを取っておくこと。その大学の特徴を知っておくと志望動機を考える際に活かせるので、説明だけでは足りないと感じたら、質問をして深掘りしてみましょう。

周辺環境も見ておくとなおよし

大学周辺の環境も、オープンキャンパスの前後であわせて見ておくとなおよし。飲食店の数、スーパーやコンビニが近くにあるか、公共交通機関の使い勝手…など実際に歩いてわかることもたくさんあります。特に一人暮らしをする場合などは、どのあたりに住むかの参考にもなるので、時間の許す限り下調べすることをおすすめします。

遠方でも第一志望校は行くべし!

たとえ遠方でも、第一志望校であれば、時間を惜しまずオープンキャンパスに行くとよいでしょう。「勉強の時間がもったいない…」という気持ちになるかもしれませんが、上で述べたように、モチベーションが高まることで、その後の勉強の質も変わってきます。面接対策としても有効なので、遠方でもできる限り参加してみてください。

地元の大学は1~2年生時にも参加すると吉

比較的近く、参加しやすい地元の大学のオープンキャンパスには高校1~2年生時に参加するのもよいでしょう。早い段階からイメージをつけておくことで、その後の勉強の質も変わるはず。さらに、3年生時にもう一度参加すると、1回目で聞けなかった、見られなかったポイントをおさえることもできるので、さらに効果的なオープンキャンパスの時間を過ごせるはずです。

このように、オープンキャンパスはただの「大学見学」ではなく、受験やその後の大学生活にも影響を与える重要なイベントです。志望度の高い大学を優先して、ぜひ参加してみてください!