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医学部受験の準備はこの時期に! 冬休みの過ごし方のススメ

作成者: 医学部受験ラボ|2019年12月20日

受験直前期 / 過去問対策 / 出願準備 / 受験校選定 / 宿泊施設の予約 / スケジュール / 志望理由 / 体調管理

受験直前の長期休暇である冬休み、受験生はどう過ごせばいいでしょうか? 年を明けてすぐ始まる受験に備えて、どのような勉強をしたらいいか、受験に向けた準備は何をすればいいのか、ご紹介します!

単元を絞って勉強を進めたほうがいい

センター試験対策はもちろん、二次試験の勉強も時間のある冬休みに行うべき。その中でも受験する大学の過去問対策は必須となります。しかし過去問は、記述や応用問題など難易度が高いです。基礎の土台がないと解くのは難しいので、冬までには基礎を終えておくことは大前提と考えておきましょう。

また、やみくもに過去問をやっても意味がありません。苦手な科目ではなく、苦手な単元まで絞って勉強をしてください。また受験大学によって頻出の単元があります。自分の苦手単元をひたすら解くのではなく、その中でも頻出の範囲を勉強しましょう。苦手な科目、苦手な単元を得意領域にする必要はありません。足を引っ張らないための最低限の点数を取れるようにしておきましょう。

また、過去問を解いてみて、思うように解けなかった時、落ち込むと思いますが、割り切ることも大事です。まだ本番まで2ヶ月もある今の時期に解けない部分を発見できてよかったと、ポジティブに考えましょう。

わかったつもりになってない?

1人で勉強を進めていると、「わかったつもり」で終わらせてしまう場合が多いです。自分でできていると思っていても、本質的な理解ができていないと勉強の意味はありません。本質的な理解とは、問題の解き方を人に説明できるくらいには理解をしていること。受験直前期だからこそ、もういちど自分の得意不得意を振り返るとよいでしょう。

深い理解がないと、出題方式が変わったら対応できません。この「わかったつもり」を防ぐために、独りよがりの勉強をせずに、予備校の講師からアドバイスをもらうなど、客観的な目線を入れる工夫をしましょう。医系専門の予備校やマンツーマン授業を受けられる予備校だと、より細かなサポートを受けられるのでオススメです。

出願は思ったより時間を取られる?

受験大学選びと出願は思ったよりも時間が取られます。私立大学を数多くする受験予定の受験生は準備が大変になると考えておくのがいいでしょう。受験する大学は、学力だけでなく試験日程も考慮して決めなければいけません。同じ試験日で2つの大学を受けることはできませんからね。事前に自分が受ける可能性のある大学の受験日を把握し、戦略的にスケジュールを組んでください。

また、遠方の大学を受験する場合、宿泊施設の予約もお早めに。東京は電車のアクセスもいいですし、宿泊施設もたくさんあります。しかし、地方の大学を受験する場合、受験者数と近隣のホテルなどの数を見極めて、早めに予約をしておくことをおすすめします。例えば、岡山県にある川崎医科大学。大学は倉敷にあるのですが、倉敷駅付近のホテルはすぐに埋まってしまいます。岡山駅前のホテルを取って、当日電車で移動するといったことも可能ですが、近いに越したことはありません。もし受験を考えられている場合は、早めにホテルの予約を済ませておきましょう。

出願に時間がかかる大学もあります。特に志望理由が大変で、短い場合は、2、3行でいい大学もありますが、長い場合はA4用紙1枚にギッシリ志望理由を書かせる大学もあります。大学側は、大量に受験生を面接しなくてはいけないので、少しでも当日の負担を減らすために、事前に志望理由を聞いておく方法を取るのです。医学部を目指す理由はみなさん共通して「医師になるため」ただ一つだと思います。そこから始まり、大学ごとの特徴や強い専門などを踏まえて、志望理由を考えていきましょう。少なくとも「なぜ医師になりたいか」というベースの部分は早いうちから固めておくといいですね。

12月から1月の間が出願期間になることが多いです。締め切り前日にバタバタ焦る受験生や、直接書類を大学まで出しに行く受験生も少なくありません。そういう事態にならないよう、計画的に準備を進めてください。出願書類が「消印有効」なのか、「必着」なのかも最初に把握しておくとよいでしょう。

体調管理は徹底的に、手を抜かず

せっかく受験勉強をがんばったのに、試験の当日に体調を崩して受験できなかったら元も子もありません。体調管理は自己責任で、徹底的に行ってください。インフルエンザの予防接種や日頃の手洗いうがいなど、自分でできる予防は、全てやっておくこと。

また、センター試験の受験の必要がない大学を志望している場合、無理してセンターを受けないという選択肢も視野に入れておきましょう。菌を会場でもらうリスクを負うくらいなら、受けないほうがいい。こういったように、徹底した予防が必要です。どれだけ予防していても、他所で菌をもらってしまい、体調を崩してしまう受験生は毎年数人います。100%防ぐことは難しいですが、できるだけ可能性を減らす努力をしましょう。

お正月休みでも同じペースを続けるように!

年末年始は要注意です。受験生に年末年始はないと思った方がよいでしょう。今まで作ってきた勉強のいいペースを大晦日とお正月で崩してしまうのはもったいないです。もちろん、息抜きは必要ですが、気持ちは切らさないように工夫をしましょう。周囲の緩んだ雰囲気をシャットアウトし、集中できる場所に身を置くように。予備校によっては年末年始も変わらず通常営業していますし、大手予備校も自習室だけは解放しているところも多いです。