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医学部受験生の運命を分ける季節! 秋の勉強ポイントを徹底伝授!

作成者: 医学部受験ラボ|2019年09月12日

基礎学力 / 浪人生の勉強法 / 現役生の勉強法 / 模試の活用法 / 過去問演習 / 面接対策 /小論文対策

夏が終わり、受験生にとって重要となる季節がやってきました。徐々に試験が近づき、焦りの気持ちも芽生えてくるころ…。ここでしっかりと本番試験を見据えた対策を取れるかどうかで、今後の運命が大きく左右されます。この秋、どのような勉強をすればいいのか、ポイントを徹底伝授します!

12月以降の過去問演習に備え、基礎学力の穴を埋めよう

夏休みまでに一通りの科目、分野で基礎学力を高めた受験生が多いと思いますが、それでも足りていない領域がある人もいるでしょう。秋は、その空いた穴を埋めていく最後のチャンスです。12月以降に本格的に始まる過去問演習に備えて、9、10、11月と段階的に足りていない科目、分野の穴埋めをしていく計画を立てましょう。その際は、網羅的な参考書(例:数学であればチャート式)を使い、例題レベルがすんなりとどの分野も解けるぐらいのレベルを目指すのがよいです。

すでに基礎学力がついたという自信がある科目については、より高いレベルの問題に着手しても大丈夫です。しかし、問題が解けて楽しいからと、得意分野ばかりやっていては、苦手科目の穴がいつまでも埋まりません。しっかりと計画を立て、得意分野を伸ばす時間、苦手科目の穴を埋める時間の配分を考えましょう。

現役生は理科の学校の授業進度に要注意

現役生はほとんどの高校で理科の進捗が遅く、12月いっぱいまでにならないと、全ての分野を履修できない場合もあります。そのため、学校の授業スピードに合わせているとその後の受験本番までの時間が短くなります。入試では、最後の方に履修する分野から問題が頻出する傾向にあるので、学校で学習する部分はしっかり復習をして抜けがないようにしておきましょう。または、予備校などを活用し、先回りで勉強を進めておくのもおすすめです。

浪人生であれば、そういった懸念はないので、現役時代に駆け足で終わってしまったと感じている分野があれば、秋の期間で押さえておきましょう。現役生との差をつけられるチャンスです。

大学ごとの対策は12月からでOK! 焦りは禁物!
12月上旬ごろから私立大学の志願提出が始まるので、秋の時点で受験する私立大学がある程度決まってくる人も多いでしょう。しかし、決めたからといって焦って過去問演習ばかりに時間を割くのは危険です。志望校を考えるうえで「過去問はひとまず1回解いておく」くらいがよいでしょう。過去問を1回解いてみたなかで、できていない分野があれば、その分野の基礎学力をしっかりつけておくことが大事です。

まだ基礎学力がついていない分野があるにも関わらず、過去問や難易度の高い問題ばかりに手を付けてしまうと、解法を丸暗記するだけで、考える力をつけることができません。これでは、いざ本番に臨んだ時に、どうやって解けばいいのかがわからず、頭が真っ白に…という最悪な事態にも。秋の段階では、焦らず、基礎学力を整えレベルアップを図る。その中で自分の学力を見極めながら受験する大学を考え、本格的な受験校対策は12月以降からというプランがよいでしょう。

模試の結果に一喜一憂しない。自分を見直す機会と捉える

秋は多くの模試が実施される季節でもあります。志望大学の判定は?…ついつい気になりますが、この時期の模試を受けるうえで大切なのは「その時点で自分に足りていない学力」を把握することにあります。一番もったいないのは良くない判定が出て、モチベーションを下げてしまうこと。確かにショックではありますが、「なぜその判定だったのか。どこができていなかったのか」を分析して、その後の勉強のプランを練ることを忘れないようにしましょう。

例えば、学力は足りていたはずだけど、本番の計算ミスで大きく点数を落としてしまった…なんてことはありませんか? そういったケアレスミスを繰り返す人は、本番入試でも同じミスを犯す危険性も高いのです。そうしないためにも、常日頃問題を解く時から時間を計測し、できるだけ本番と近い緊張感のある環境で勉強をし、ケアレスミスを克服する努力をしていくことが求められます。

全く歯が立たない問題があったという人は、その分野の基礎学力がついていません。基礎学力をつけられるように、簡単な問題演習から手をつけて、早めに穴を埋めるようにしましょう。

このように模試はただ判定を知るだけでなく、「次に自分は何をするか」を教えてくれる機会でもあります。ただ落ち込んでしまって、貴重な時間を無駄にしないよう、模試の結果としっかりと向き合うことが肝心です。

面接、小論文は一度でもいいから実践形式で経験を!

この時期までに面接、小論文を経験していない人がいれば、一度でもいいので実践形式で行っておきましょう。ぶっつけ本番だと、何もできずに終わってしまう可能性が非常に高いです。最近は、面接を重視する大学が増えてきているので甘くみていると足元をすくわれかねません。冬になると学科試験で頭がいっぱいになってしまうので、秋のうちに早めに経験をし、対策を取っておくとよいでしょう。