勉強法 / 数学 / 理科 / 英語 / 過去問 |
ただ解いて終わりではなくて、しっかり身に付ける工夫をしよう!
数学の過去問演習
数学での過去問演習は微分積分の計算が体に定着してから行うのが望ましいです。現役生だと、計算の定着作業を行うのは夏休みの期間が良いので、それ以降から始めることになります。志望校の過去問を解いていくうえで気をつけたいのは記述の過程を大切にすること。説明文が一文抜けただけで減点となってしまうので、記述した解答は学校や予備校の先生に必ず添削してもらってください。
つまずいた問題があったら、参考書や問題集で類題を探してやってみましょう。つまずいた問題に関しては3日後、1ヶ月後、3ヶ月後など、少なくとも3回は解き直したいところです。数学は多くの問題に触れることも大切ですが、最も大切なのは反復です。
そして、医学部受験数学は、タイトな時間の中で多くの問題数を処理することを求められます。そのような大学に関しては、過去問の傾向をしっかりと把握し、解きにくい問題は飛ばすという取捨選択の能力も身につけましょう。
英語の過去問演習
英語ではじめに必要なのは単語、そのあとに文法、そして過去問演習と移ります。医学部受験の長文読解では、他の学部では出てこないような医学に関する単語が出て来ることがありますが、これは過去問演習をしていく中で取得していきましょう。専用の単語帳などにまとめると良いです。過去問演習をしたあとは、その長文を音読してみることをお勧めします。声に出すというアウトプット作業は、記憶をインプットするには最も有効な作業です。
また、各大学の傾向とその対策も身につけたいところ。例えば大問1が難解で、そのあと順を追って難易度が下がるような出題をしてくる大学がありますが、そういったケースには後ろの問題から解いていくという対策が有効になります。
理科系科目の過去問演習
理科系科目の過去問演習で重要なのは、その問題に隠れた事実まで身につけていくことです。例えば正誤問題があったとしたら、解答を出して満足するだけではなく、どこが誤っていて正しくはどうなのかということを考えてみてください。すると1問で複数の問題を解いた力がついてきます。
化学では一見すると生物に見えるような問題が出題されることがあります。その時もきちんとつながりを持った知識が身についていれば、化学の問題であることがおのずとわかるでしょう。理科系科目で大切なのは、全ての単元がつながりを持っていることが実感できているかどうかです。過去問演習をしながらそのことをしっかりと確認し、弱いと感じたところは教科書レベルから見直してみてください。実は教科書は一見わかりづらいようで、全ての事象がつながるようにうまく構成されています。