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医学部合格の確率を高める大学選びのポイントとは!?

作成者: 医学部受験ラボ|2019年09月17日

予備校選び / 個別指導 / 偏差値 / 医学部受験

12月上旬ごろから順次、私立大学の出願が開始されるにあたり、いよいよ大学選びを本格的に行う時期に入ってきました。レベルが上の大学を目指す、浪人は絶対に避けたいから学力に見合った大学に、地元に残りたい…などみなさんは様々な思いを抱きながら大学選びをすると思います。そこで今回は、医学部受験生のための大学選びのポイントをご紹介します。

国公立は3つ程度にしぼり、共通テストの結果で最終決定

国公立大学を選ぶ際、自分の学力と照らし合わせ、高め、学力相当、低めと3つの大学を候補で考えるようにしておきましょう。そして、共通テストの結果を受けて、絞っておいた3つから受験校を決めるのがよし。もし1つだけに絞っていると、「もっと高い大学に行けそうだけど、どこがいいんだろう」「低かったから少しレベルを下げたいけど、どこにしよう」と迷うことになります。共通テストを受けてから国公立の出願を出すまでにはあまり余裕がありません。前もって複数パターンを考えておき、なるべく早く国公立大学の受験先を決定できる準備をしておきましょう。

私立大学は得意不得意の見極めをしっかりと行う

私立大学は国公立と違い、いくつもの大学を受験できるので、資金的に許す限り、数多く受けることで合格の確率を上げたいと考える人がほとんどでしょう。しかし、やみくもに受けてもしっかりと対策をしていないと確率を上げるどころか、受かっていたはずの大学にも受からない、なんて事態にも陥りかねません。

特に私立大学の出題傾向は大学ごとでクセのある場合があり、英語の難易度が極端に高い大学、数学や理科の特定の分野で高難易度の問題が出る大学、記述式かマーク式なのか、などを見極めて、自分の得意不得意に合わせた大学選びも重要になってきます。10月あたりまでの模試では、理想とする大学や現実的な大学の判定を見ながら得意不得意を分析し、11月〜12月ごろには現実的な選択肢を選べるようにしておきましょう。分析は自分1人で行うよりも、学校の先生や予備校の講師など第3者の目で見てもらうことでより正確に行えます。

偏差値だけで判断するのはリスク大!

模試の結果などで出る偏差値だけを見て、受験校を決めるのはとても危険です。特に私立大学では先に述べたように、大学ごとで試験の特徴が大きく異なるため要注意。偏差値では足りていても、自分の苦手分野で難易度の高い問題が出てくれば、想定した点数を取れずに不合格となることも大いにありえます。また、科目の配点も大学ごとで違ってきます。得意な科目の配点が高い大学、苦手な科目の配点が低い大学を狙うのもポイントです。問題との相性、科目の配点などが自分に有利な場合、偏差値が5足りていなくても合格した受験生もいます。そのくらい、問題との相性は重要なポイントになってくるのです。

エリアを限定すると悩みやすい。サブエリアも念頭に

実家から通える大学がいい、という受験生も多くいます。必然的に、地元のエリアで大学を選ぶことになると思いますが、地域によっては選択肢が少なく迷いがち。浪人も覚悟でそのエリアにこだわるのか、浪人は避けたいから近くのサブエリアも候補に入れて考えるのか。これらを早い段階から決めておくと、大学選びをスムーズに行うことができます。

受験大学を決めた後はどうすればいい?

受験する大学が決まった後は、まず合格最低点をチェックします。そして過去問を解き、自分が今何点足りていないかを把握し、今後の勉強プランの参考にしましょう。点数が足りない場合、試験問題に不慣れで時間が足りないのか、単純に知識が足りないのかにもよって対策が変わります。時間が足りない場合は、本番を想定して時間配分のシミュレーションを重ねる必要があります。知識が足りない場合は、しっかりと学力をつけるように、必要な分野の基礎問題がすっと解けるようになるまで繰り返し演習することが求められます。