大学入学共通テストが終了すると、私立大学個別試験が開始されます。また、2月25日からは国公立大学前期試験が開始されます。受験する大学の過去問演習の進捗状況はいかがでしょうか? この時期は受験生の誰もが時間に追われているため、入試直前期に過去問演習を行う際は、できる限り効率が良く、本番で得点アップにつながることを意識して解答しなければなりません。
今回は、合格可能性を上げる過去問のやり方についてお伝えします。
試験日までに半年以上も時間がある場合と、直前期では、過去問演習の取り組み方が違ってきます。直前期は、効率良く得点アップにつながるやり方が求められます。最も大切なことは、次の3つです。
①解答時間を意識する
②解答した答案は、先生からの添削を受ける
③1大学最低5年以上の過去問演習を行う
この3つについて解説をします。
入試は決められた試験時間の中で、他の受験生よりもできる限り多く得点をしなければなりません。試験を終えた生徒から「英語の試験時間が全く足りなかった」「あと3分間だけ時間があれば、数学は・・・」などの報告を受けることがありますが、彼らの中には過去問演習の際に、解答時間に対する意識が低かった生徒もいます。
大学ごとに大問数、出題内容、難易度、試験時間に対する分量などは、過去5年間位の過去問を見ていくと、おおよその傾向が掴めます。
過去問演習の際には、時計を見ながら試験時間を意識して解答する訓練が必要です。また、最初から順番に解答するのではなく、得意な分野から解答するなど解答する順番も考慮する必要があります。最初の大問に一番難度の高い出題がされる可能性もあります。その場合には、他の問題を見渡して、解けそうな大問から解答していかなければなりません。
過去問演習の際は、本番を意識してB4やA3サイズのコピー用紙などに解答を書いていきましょう。罫線のあるノートでも構いませんが、実際の入試、特に理系科目の場合は、何もない白紙に文字の大きさや文字数を考えて、表や図を書きながら答案を作成することになります。殴り書きではなく、丁寧な文字で見やすく分かりやすく、採点者に「伝わる解答」でなければなりません。
解答した答案は、先生など第三者の添削を受けましょう。様々な出版社やWEBサイトには、受験をする大学の過去問の解答が掲載されています。ところが解答が間違っていたり、教科書とかけ離れた特殊な解答で見ても理解できないことがあるかもしれません。出版社やWEBサイトの解答は、半年以上も前に作成されており、速報性の観点から時間をかけて公開された解答ではないことが、受験生を悩ませる一因になっています。
また、英作文や数学の最終的な答えに至る途中の式など、記述・論述解答の場合は部分点がどうなるのかなど、受験生が的確に判断できないことも多いでしょう。
過去問は、1大学につき5年間分を解答すると傾向が掴めます。何年かごとに出題傾向が変わる大学もありますが、そこで難易度が大きく変わることもあり、可能ならば過去10年間分くらい解いておくと、かなり自信が付きます。
私立大学の専願者の場合には、併願校が8大学以上になる場合もありますが、志望校の順位に伴う調整が必要です。メディカルラボでは、「重点校対策」という考え方を基に、受験校の中から生徒と特に相性の良い出題傾向の大学をピックアップして、過去問演習をする大学の調整をしています。