新学年が始まり、新しい環境にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。2026年のゴールデンウイークは4月29日から始まります。春の暖かい陽気に誘われ、友人と遊ぶ計画を立てたり、部活動に力を入れたりする人も多いことでしょう。
これらはどれも大切な経験で、こうした活動も意識しながら、バランスよくゴールデンウイークを楽しむことが重要です。
もちろん肝心の勉強にも力を入れなければなりません。今回は、医学部を目指す高校生がゴールデンウイークとどのように向き合うべきかについてお伝えします。
ゴールデンウイークは、夏休みや冬休みなどの長期休暇とは少し意味合いが異なります。期間がそれほど長くないために軽視されがちで、受験勉強に十分フォーカスできない人も多いかもしれません。しかし、ゴールデンウイークの過ごし方は受験勉強において非常に重要です。
ズバリ、今後の受験勉強の質を大きく左右する「ゴールデンウイークの注意点」は、次の3つです。
① 1年間を左右する学習計画のベストタイミング
② 夏休み前に、少しまとまった時間を確保できる数少ない機会
③ 一度崩れると戻らない生活リズム崩壊の危険
それぞれについて、簡単に解説します。
① 1年間を左右する学習計画のベストタイミング
学習計画の重要性については、これまでも何度か取り上げてきましたが、新学期が始まったこの時期であることが大きなポイントです。
学習計画は、受験日をゴールに設定し、長期・中期・短期の3種類を立てることが大切です。
高1生・高2生は、受験までにまだ十分な時間がありますが、長期的な学習計画を立てることで、早い段階から受験生としての自覚を持つことができます。一方、高3生は、思っている以上に受験勉強に使える時間が限られていることに気づく人も多いでしょう。
部活動との両立も考えた上で、受験勉強を「見える化」することは非常に重要です。ゴールデンウイークでは、特に短期学習計画を意識して立ててみましょう。
② 夏休み前の貴重なまとまった時間
特に高3生は、この点を強く意識しておく必要があります。高1・高2生に比べ、高3生は時間の流れが圧倒的に速く感じられるはずです。
「気づいたら夏休みに入っていた」「気づいたら夏休みが終わりかけていた」という受験生も少なくありません。
高1生・高2生については、勉強だけでなく、ボランティア活動などの課外活動に取り組むのもおすすめです。将来の面接や志望理由を考える上でも、貴重な経験になります。
③ 一度崩れると戻らない生活リズム崩壊の危険
ゴールデンウイーク期間中、生活リズムを崩してしまう受験生も多く見受けられます。自由に使える時間がまとまってあるため、お祭り気分の雰囲気に流され、勉強になかなか手がつかず、何となく期間を過ごしてしまうケースも少なくありません。
その結果、新学期が始まってから整えてきた生活リズムを維持できなくなることもありますので、注意が必要です。
ゴールデンウイークに取り組むべき受験勉強は、学年や学力、受験科目、志望大学によって異なりますが、多くの受験生に共通して意識してほしいことがあります。
【高3生の場合】
高3生は、受験科目における苦手分野の克服が最優先です。これは言うまでもありません。苦手克服の最大のチャンスは今しかないと思いましょう。
英語・数学・理科など、個別試験で必要となる教科・科目は多くの受験生が力を入れますが、それに加えて、面接・小論文、また共通テストを利用する場合の国語や地理歴史・公民については、夏休みが終わるまでに一通りの対策を終えておくと、秋以降の個別試験対策が格段に楽になります。
また、得意科目については、ゴールデンウイーク中に志望大学の過去問にチャレンジしてみるのもよいでしょう。これは、今後の受験勉強の方向性を考える上で、大きなヒントになります。
【高1生・高2生の場合】
高1生・高2生も、基本は苦手分野の克服です。特に英語と数学は、現役合格に大きく影響する重要科目ですので、時間をかけてじっくり対策しましょう。
苦手教科・科目を克服する際に気をつけてほしいのは、基礎に立ち返り、決して難しすぎる参考書や問題集には手を出さないことです。「小さな成功体験を繰り返す」ことが、苦手克服への一番の近道です。