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科目ごとに学問分野とレベルを明示する「ナンバリング」 医学部教育の今

2016/11/15

自分の現時点の学習段階が把握でき、より体系的な学びにつながる

 最近の大学のカリキュラムは、保護者の方々が大学時代を過ごされた頃には見られなかった、多様な新しいシステムが導入されています。もちろん、医学部も例外ではありません。今回は、その中で「ナンバリング」について紹介します。
 ナンバリングとは、開講する科目すべてに番号を付けて分類することです。多くの大学が、学問分野を示すアルファベットと、科目のレベルを表す数字を組み合わせて表示しています。シラバス(履修要項)の中に記載されており、入学したときに学生に配布されます。
 たとえば千葉大学医学部は、アルファベットで学部と科目群を示し、数字で水準コードを表すナンバリングシステムを採用しています。水準コードは000番台から600番台までの7つのレベルに分かれます<資料1>。
 000番台は大学入学前に修得すべき内容を扱う科目、100番台はその領域を初めて学ぶ学生のための入門的・導入的な科目、200番台は発展・応用レベルの内容を扱う中級レベルの専門科目、300番台は実践的・専門的な内容を扱う専門科目、400番台は学士課程最終段階水準の科目、500番台は大学院レベルのきわめて高度な科目、600番台は大学院修士課程の最終段階水準の科目になっています。
 <資料2>は、ナンバリングとはどのようなものなのか、イメージしやすいように、弘前大学医学部の実際のナンバリングを掲載したものです(一部抜粋)。冒頭のアルファベットは、その科目の学問分野を表しています。たとえばAHSは応用健康科学、GPHは生理学一般、GMCは医化学一般、GIMは内科学一般を意味します。学生には別途「科目ナンバリング分野細目一覧表」が配布されており、それと照らし合わせることで、どの学問分野の科目なのかが分かるようになっています。最初の数字は学部・学科、次の数字は科目区分を表しており、3は医学部医学科、2は専門教育科目という意味です。3ケタの数字の百の位は科目の難易度(レベル)で、1~6の6段階に分かれています。「臨床医学入門」はレベル1、「臨床実習Ⅱ(クリニカルクラークシップ)」はレベル6ということになります。同じ英語の授業でも、「医学英語Ⅰ」がレベル1なのに対して、「医学英語Ⅱ」はレベル4と、授業の難易度が格段にアップすることが分かります。また、レベルは必ずしも開講学年とは一致しておらず、4・5年次開講科目でも最高のレベル6という場合もあります。
 ナンバリングのメリットは、その科目で学ぶ分野と、レベルが一目で分かることです。自分が興味を持っている分野の科目、自分の現在の学力レベルに適した科目がすぐに分かり、履修科目を選択するときに役立ちます。
 もっとも医学部の場合、必修科目がほとんどなので、あまり関係ないと思われるかもしれません。けれども、低学年次の教養科目や外国語科目は選択制になっており、ナンバリングが参考になるでしょう。
 また、ナンバリングによって、現在学んでいる科目が、どの分野の、どれぐらいのレベルの科目なのか、意識しながら学習を進められることは、とても有意義といえます。自分の現時点の学習段階が把握でき、より体系的な学びにつながるからです。

 今後、ナンバリングを導入する大学が増えることは確実

ところで、2016年時点でナンバリングを導入している医学部は、弘前大学、群馬大学、千葉大学、順天堂大学、岡山大学、広島大学、九州大学、長崎大学などで、まだ少数派に留まっています。
 しかし、今後は導入する大学が増えることは間違いありません。すでに学内にナンバリングの検討チームを発足させている医学部も数多く見られます。
 なぜなら、アメリカが「2023年までに、国際基準に基づいた認証評価を受けていない海外の大学の医学部出身者には、米国医師国家試験の受験資格を与えない」という通達を出したからです。国際認証評価をクリアするためには、欧米型のカリキュラムに改革する必要があり、ナンバリングもそのひとつなのです。
 ナンバリングを採用している医学部に入学したら、オリエンテーションでくわしく説明が行われます。高校までに経験したことがないシステムだからといって敬遠せずに、しっかりチェックすることが重要になります。せっかく大学側がカリキュラムの「可視化」を図り、受講科目の分野とレベルを明示するようになっているわけですから、それを活用して充実した学びにつなげるように努めましょう。


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